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クレバード株式会社
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マンションの大規模修繕工事・長期修繕計画などのコンサルタント 株式会社リノシスコーポレーション様
「住生活基本法」や「200年住宅ビジョン」のストック重視の考え方に代表されるように、マンションは今あるものをより長く使うという意識の変化や政策の転換が見え始めてきました。より長く快適に使うために大規模修繕工事は必須事項であり、長期修繕計画というものが非常に重要視されてきています。
今回は、大規模修繕計画においてのコンサルタント及び長期修繕計画の作成・提案を行っている、弊社クライアント様である株式会社リノシスコーポレーションの大櫃社長と対談させていただきました。
リノシスコーポレーション様 事業概要について
稲田:大規模修繕工事はマンションにお住まいの方であれば必要不可欠な一大プロジェクトとなるわけですが、そのコンサルタント業務となると一般人には非常に馴染みのない言葉かと思われますが簡単に業務のご紹介をお願いできますか?
大櫃:現在、建築業界では、第三者的な立場からアドバイスを行ったり、品質・設計・施工の様々な方面からの監理というものが非常に重要視されています。その中においても、マンションと言うのは戸建住宅と大きく異なり、共用部の維持管理・建物だけでなく管理組合の利益保護・多くの居住者間での意識の温度差等様々な問題があります。また、長いスパンで考えた場合は、時代の流れに即した生活環境で暮らして頂ける様な住環境のご提案等も必要となってきます。マンション所有者は専有部のリフォームだけに目がいき、その部分だけでの資産価値を求めようとする傾向があります。しかし、マンションにおいては共用部の状況が資産価値の大きなウエイトを占めるため、管理組合様が主体となった適正な維持管理が非常に重要となるのです。 そういう中で、マンションの大規模修繕工事と言うのはマンションの管理組合にとって一大プロジェクトとなるわけです。それを成功へと導かせるには第三者的な立場からアドバイスや管理組合の利益保護というのが非常に重要となってくる訳です。技術分野のサポートはもちろん、検討過程の早い段階からの情報公開や住民の参加意識を高める作業など様々な分野でのサポートが必要となります。我々はそんな管理組合様と同じ目線を持ちながらプロとして情報を発信し監理する真のパートナーとしての活動に取り組んでいます。
稲田:御社におけるビジョン30の取り組みは、これからの住宅業界におけるストック重視の考え方では非常に重要ですよね。大規模修繕工事に取り組む中や、長期修繕計画を検討する上で殆どのマンション住民は意識してこなかった問題なのでしょうか?
大櫃:大規模修繕と言うのは基本的に10年毎に行なわれているのが一般的です。もちろん、今までにおいても長期的なスパンで大規模修繕工事に取り組んでいる管理組合様はありました。ただ、結局は「10年経ったから大規模修繕を考えよう」と言う部分は否めなかったように感じます。我々はそのような中で、30年を「1スパン=1世代」と考え、その30年の中でどの部分(共用部等)をどの様に見直すかと言うハード面と、長期修繕計画の作成や積立金の見直し・管理組合の運営アドバイスなどというソフト面、それと、これからの建物の長期テーマとなるエコロジー等の環境問題・住民の高齢化・防犯(セキュリティー)問題・IT関連の設備・コミュニティー問題・デザイン等様々な面を検討し、それらを大規模修繕時の「点」でコンサルタントするのではなく、30年と言う長期渡る「線」や「面」でコンサルタント業務を行う事で、マンションの住民様が常にその時代に即した生活環境で暮らして頂けると考え、これらをビジョン30と名付け取り組んでいます。
稲田:点や線・面と言うと大規模修繕にはもっと広がりがあると考えた方が良いのですかね。実際には見えてこない所がまだまだあるということでしょうか?

島田:大規模修繕工事自体は、工事する段階という点ですが、修繕に伴う問題点及び関連事項を広げていくと線になります。我々、建築技術部は大規模修繕時・・・いわゆる点での業務が主と思われがちです。しかし、そこには時代の流れによる奥行き・・・つまり線と線をつなげた面が見えてきます。それら「点・線・面」全てをコンサルタントと言う立場から営業部と連携し、コンサルティングすることにより初めてマンションと言う「家」や「家族」が存在してくると考えています。 我々はマンションが建物として長く続くだけでなく、同じ家族が何世代も続くストックであって欲しいと考えています。まず、マンションに「家」というシンプルな視点をもって取り組む事、、、それが本来のストック住宅であると考えているのです。
Webサイトの運用に取り組ませていただく中で
稲田:御社Webサイトを作成・運営管理させて頂く中で、御社スタッフ様の社内勉強会やCPD(Continuing Professional Development-継続的に技術の向上を図る教育プログラム)というのにとても積極的に取り組まれているのが非常に印象的ですが、我々も実際にPCやサーバ導入・設定等の際に各担当者様とお打ち合わせさせていただく中で、年配の方だけでなく若年層の方においても教育の行き届いているというのが非常に感じられます。我々も技術業界にありがちなテクニカルスキルばかりが目立つ企業ではなく、ヒューマンスキルとのバランスを主に置き、社員教育についても勉強するところは非常にたくさんあるのですが、リノシス様の社員教育という部分での積極的な取り組みには脱帽させられますね。
大櫃:若い技術者(社員)には熟練者と組み、お客様とお会いする事により先輩の行動を学ばせる事はもちろんですね。また、弊社では技術部と営業部が分かれており、それぞれに勉強する所もあるかと思います。

田中:私たち建築技術部のスタッフだけでなく、営業部においても、私達のような熟練者は熟練者同士、若年層は若年層同士の世代別勉強会を行ない横の繋がりからの情報共有を促進したり、模擬プレゼンテーションを行なって実際の業務に役立たせるなど若い世代の育成を心がけています。
大櫃:あと、経営者皆が考える事ですが、「働きやすい環境作り」ではないでしょうか。
稲田:取り組みという点では、社員教育・ビジョン30だけでなく、環境問題などにも積極的に取り組まれていますね。現在の世間においても様々な形の自然との共生やCO2対策が叫ばれていますが、太陽光発電等もマスコミ等により取りざたされているだけのような気もしまが実際の市場の反響は如何でしょうか?
田中:正直、これらは弊社という1ポジションでなく、行政も含めたあらゆる面からの取り組みが必要であると考えています。実際問題、管理組合から屋上緑化、壁面緑化、太陽光発電、省エネ改修等の相談件数は徐々に増えてきています。
大櫃:ただ、費用面の問題で住民全体の合意形成が非常に難しく、具体例が非常に少ないのが現状です。横浜市等、行政の補助金や融資制度などのバックアップが積極的な地方公共団体もありますが、全国的に見るとまだまだと言った感じは否めませんし、大都市空間の多くを占める集合住宅やビル等においても積極的に取り組んでいかなければならないと考えています。今後は間違いなく必要とされる取り組みであるため、弊社でも数年前より積極的に講習会や社内勉強会に取り組んでいます。
稲田:やはり、全てはCPDを含む社内勉強会に繋がりますね。技術職という部分では弊社も同じですので、非常に学ばせていただきたい部分は大きくありますね。
大櫃:何事においても継続する・・・という事は非常に重要であると考えています。あ、ホームページも同じですね。常に新しい情報を提供し「続ける」ということ。。。
稲田:そうですね。御社ホームページの特徴といえば、リノビーでしょうか?これに関しては御社から「何か業界のイメージを変えるような・・・」とご立案頂きました内容に関して、弊社からご提案させて頂いた数案の中から選ばれた・・・というのか、その他の案があまりにもシュール過ぎましたので、、、必然的にコレになったというのか。。。
大櫃:私もこの業界に携わって20年以上になりますが、この堅い業界イメージを払拭したかった・・・というのが正直な思いです。一般的に設計事務所のホームページは自社の作品を全面に出し、デザイン面など強調した玄人好みのホームページや会社案内が多いのは周知の事実です。弊社も建築の設計事務所です。ただ、設計事務所と別の顔もあります。それは、管理組合・・・即ち住民様のコンサルタント、アドバイザーの面です。どのコンサルタント会社にコンサルを依頼するかは、管理組合に所属される住民様が様々な人脈や媒体を通じて探す訳です。大規模修繕のコンサルや長期修繕計画という難問をいかに端的にわかりやすくご理解頂くために、現代における「広告中枢」である「ホームページ(企業Webサイト)」の中にユーモア等の一面も必要であると考えました。あとは、クレバードさんのご提案に沿ってシナリオを考え・・・という感じで、
稲田:正直言って、このお仕事はとても楽しくさせて頂きました。
大櫃:これからも更にストーリー性を持たせたものに展開していきたいと考えていますのでお願いしますね。
これからの取り組みについて
稲田:最後に、これからの新しい取り組みや、時代の変化における検討課題などがあればお教え頂けますか?
大櫃:最近増えてきたのが超高層マンション及び、高経年のマンションの相談及びご依頼です(実績写真集及びマンション等安心住居推進事業 参照)。前者は非常に新しいものですし、後者は年数を経ることで登場してきたいずれも現代ならではの問題です。管理組合様も我々もお互いに明確な答えがない中で業務を受ける事もありますが、管理組合様が目標を見つける過程を我々コンサルタントも一緒に歩き同じ目線を持ちながらプロとしての情報を発信する、まさにパートナーであると考えています。求められているのは広い範囲でのハード、ソフト両面の情報提供であり、それが出来るプロフェッショナルな集団でありたいと考えています。
2010.1.20 株式会社リノシスコーポレーション大阪本社 会議室にて
株式会社リノシスコーポレーション
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対談:クレバード株式会社 代表取締役 稲田宣稚
